以前Aarhus Wlecom 2024のイベントにてlifeindenmarkデンマーク滞在開始後に必要な手続きのリストをもらう。時系列に従い、デンマークでのワーキングホリデービザ取得後の手続きを紹介する。
9月16日: 住所登録とCPRナンバーの準備
ビザ取得後、デンマークで生活するには住民登録(CPRナンバー取得)が求められます。この時点で住む部屋の住所が必要となり、通常はシェアルームやAirbnbなどを利用することが一般的ですが、今回は幸運にもカウチサーフィンのホストが名義を貸してくれました。さらに運が良かったことに、SIRI(デンマーク移民局)の予約が翌日に取れました。
9月17日: CPRナンバーの取得
AarhusのSIRIオフィスでCPRナンバーの手続きを行いました。必要な書類は以下の通りです:
- パスポート原本
- 住所の証明書:ホストに作成してもらったもの
- ワーキングホリデービザの書類
- 出生証明書:母子手帳の出生届を写真に撮り、Google翻訳のカメラ機能を使って日本語から英語に翻訳
- 特殊な漢字の場合、角度を変えて複数撮影すると正確に認識しやすい
CPRナンバーとは?
CPRナンバーは、デンマークでの住民登録番号で、誕生日+ランダムな4桁で構成されています。一度発行されたCPRナンバーは、将来ビザが変わっても一生使い続けます。
MitIDの登録
手続き完了後、MitIDというデジタル認証システムへの登録を指示されました。MitIDはデンマーク滞在中、多くの手続きやプライバシー管理に必要なアプリケーションです。登録は手続き終了から24時間後に可能となります。
イエローカード(保険証)
イエローカードもアプリを通じて取得できますが、アプリのダウンロードにはデンマークのGoogle PlayまたはApple Storeアカウントが必要です
9月30日: 必要書類の受け取り
登録した住所に以下の2種類のカードが郵送されました:
- イエローカード:保険証の役割を果たし、図書館での本の貸出や身分証明としても使用可能。
- レジデンスカード:顔写真付きの居住許可証。このカードはEU内での移動時、パスポート代わりになる場合があります(ただしパスポートの携帯も必須)。
DigitalPostへの登録
デンマークではほとんどの行政手続きが電子化されています。重要な書類や連絡事項はDigitalPostにて送信されるため、登録が必要です。郵送での通知が少ないため、DigitalPostを確認する習慣をつけることが重要です。
デンマーク行政手続きの印象
デジタル先進国であるデンマークは、最初の手続きこそ時間がかかるものの、登録を済ませると行政手続きが非常にスムーズです。これらのプロセスを経て、デンマークでの滞在がより快適で効率的なものとなりました。
感想
CPRナンバーやMitIDのようなシステムは煩雑なように見えますが、一度登録してしまえばその後の生活に便利なツールになります。デンマークのような効率的な行政システムに触れると、他国との違いが鮮明に感じられるようになりました。